生理の時以外で膣から出血した場合、不正出血となります。
鮮血、茶色っぽい血、おりものに血が混ざっている場合、どれも不正出血となりますので、自己判断はせずに、婦人科を受診することをおすすめします。
初経前、妊娠・産褥・授乳中、閉経後の無月経を生理的無月経といい、それ以外の無月経を病的無月経といいます。
生理周期が25~40日で、1週間くらいのズレであればほとんどが問題ありません。しかし、それ以外であれば生理不順となります。
病的無月経や生理不順は卵巣の機能に悪影響を及ぼし、放置して長期に続く場青。癌のリスク、骨折がしやすくなったりします。
月経の3〜10日前に身体や心の調子が悪くなり、月経の始まりとともに自然に軽快することを月経前症候群(PMS)と言います。
月経困難症とは月経中に子宮に痛みが生じ、月経開始後24時間で痛みが最大となり、2~3日後には軽減する傾向にあります。
子宮筋腫は平滑筋細胞からなる良性の腫瘍です。30~50歳代女性の30~50%が少なくとも腫瘍1個は持っている頻度の高い疾患です。10~20代の女性でもなる場合があります。閉経後にゆっくりと縮小しますが、自然消失することはありません。
なんらかの原因で子宮の内膜以外の場所に子宮内膜に似た組織が付着することがあります。それが女性ホルモンの影響を受けて周期的に増殖、出血します。しかし、体外に排出することができないため、その場で炎症を起こし、痛みが発生します。
性行為にて、粘膜の接触、体液・血液にふれることによってうつります。症状が出にくいものもある為、感染してもすぐに気付かない場合もあります。放置してしまうと体がむしばまれ、不妊の原因となることもあります。
ほてり、のぼせ、ホットフラッシュ、発汗、めまい、動悸、胸が締め付けられるような感じ、頭痛、肩こり、腰や背中の痛み、関節の痛み、冷え、しびれ、疲れやすい、気分の落ち込み、意欲の低下、イライラ、情緒不安定、不眠など様々な症状が現れます。
事前に低用量経口避妊薬を飲んで妊娠を防ぐことができます。
避妊に失敗した、望まない性行為が行われた場合などに妊娠のリスクを下げる薬「緊急避妊ピル」があります。
72時間以内に服用してください。
体部にできる子宮頸がん、頸部にできる子宮体がんがあります。
子宮体がんは不正性器出血があることが多く、子宮頸がんの初期は自覚症状がないことが多いです。
そのため、検診を受けてはじめて発見されるケースがほとんどです。
赤ちゃんへ感染する病気をもっていないか、妊娠や出産に影響を与える病気をもっていないかどうかなど、いくつかの検査を受けます。
結婚の予定がない場合や、結婚後でも受けることができます。
妊婦健診とは、妊婦さんや赤ちゃんの健康状態を定期的(14回)に見るためのものですが、時期や健康状態によって検査内容は変わってきます。
母子手帳と一緒に交付される「妊婦健康診査受診票」によって費用が助成されます。
超音波を体に当て、はね返ってくるエコーを画像化します。
子宮や卵巣の位置、大きさ、子宮筋腫や子宮内膜の異常、卵巣腫瘍の有無やその種類、妊娠の有無、子宮周囲にたまった腹水や血液の有無、排卵の予想など沢山のことを調べることができます。妊娠中は超音波検査で赤ちゃんの様子も見られます。
不妊症の原因を特定するために、問診、内診(子宮や卵巣の形状、圧痛の有無など)、検査(スクリーニング検査)を行います。それによって原因となる不妊因子を明らかにします。特定された不妊因子、あるいは疑われる不妊因子に対して、さらに精密検査を行います。
不妊治療は肉体的・精神的な影響が生じるため、年齢なども考慮し、相談しながら治療をすすめていきます。
流産や死産を繰り返し、生児を得られないことを不育症といいます。
2回連続で流産した場合、3回以上流産を繰り返す場合(習慣流産)も、不育症の一部と捉えられます。
流産、死産を防ぐために一度当院にご相談ください。